お部屋のインテリアとして人気の観葉植物。その中でも、つるを伸ばして成長する「つる性」の植物は、ハンギングや棚の上から垂らすディスプレイが楽しめるため、特に注目されています。
つる性の観葉植物は、限られたスペースを有効活用できる上に、立体的な緑の演出が可能で、お部屋に自然な癒しをもたらしてくれます。
初心者でも育てやすい品種が多く、成長していくにつれて変化する姿を楽しめるのも魅力です。
この記事では、つるが伸びる観葉植物の代表的な品種とその育て方について、詳しく解説していきます。
観葉植物でつるが伸びる品種とは?
つる性の観葉植物は、長く伸びるつると美しい葉を持ち、お部屋のアクセントとして活躍します。
これらの植物は自然界では木や岩に絡みついて成長することが多く、室内でも同様の成長パターンを見せてくれます。
つるが伸びる観葉植物は、天井からハンギングさせたり、高い場所から垂らしたりすることで、その魅力を最大限に引き出すことができます。
また、つる性の植物は成長スピードが比較的早いため、短期間で見応えのあるグリーンディスプレイを楽しむことができるのも特徴です。つる性観葉植物の代表的な品種には以下のようなものがあります。
- ポトス
- アイビー(ヘデラ)
- ワイヤープランツ
- フィロデンドロン類
- モンステラ・アダンソニー
ポトス
ポトスは初心者にも育てやすい代表的なつる性観葉植物です。明るい緑色の葉に白や黄色の斑が入る「マーブルクイーン」や、全体的に黄色みがかった「ライム」など、様々な品種があります。
耐陰性に優れているため、直射日光が当たらない場所でも育てられます。つるは数メートルにも伸び、定期的に剪定することで分枝を促し、より豊かな葉姿を楽しむことができます。
アイビー(ヘデラ)
アイビーは小さな葉が特徴的なつる性植物で、欧米ではガーデニングでも人気があります。葉の形や色の違いによって多くの品種があり、明るい室内であれば育てやすいでしょう。
壁や柱を這わせることもできますが、吸盤のような気根で壁を傷めることがあるため注意が必要です。成長は比較的ゆっくりですが、長く楽しめる植物です。
ワイヤープランツ
極細のワイヤーのような茎と小さな丸い葉が特徴的なワイヤープランツは、繊細でかわいらしい印象を与えます。成長が早く、数ヶ月でたくさんのつるを伸ばします。
耐陰性もありますが、明るい場所の方が成長が良くなります。水切れには弱いため、土の表面が乾いたらすぐに水やりをするのがポイントです。
フィロデンドロン類
フィロデンドロンの中でも「ハートリーフ」や「ブラジル」などの品種はつる性で、ハート型の葉が可愛らしい雰囲気を演出します。比較的耐陰性があり、室内の少し暗めの場所でも育てることができます。
高温多湿を好むため、冬場は暖かい環境を心がけましょう。つるはサポート(支柱など)があると上に向かって伸びる性質があります。
モンステラ・アダンソニー
通常のモンステラよりもコンパクトで、特徴的な穴あき葉を持つモンステラ・アダンソニーは、つる性の性質を持っています。支柱を立てれば上へと成長し、ユニークな葉の形状を楽しむことができます。
明るい日陰を好み、直射日光は避けた方が良いでしょう。やや湿度の高い環境を好むため、霧吹きで葉水をするとよく育ちます。
観葉植物「つる性」の育て方とは?
つる性の観葉植物を健康的に育てるには、それぞれの植物の特性を理解し、適切な環境と世話を提供することが大切です。基本的な育て方のポイントを押さえて、美しいつる性植物を育てましょう。
つる性植物の多くは熱帯や亜熱帯地域原産のため、寒さに弱い傾向がありますが、室内であれば一年中楽しめます。
また、成長に合わせて剪定やつるの誘導をすることで、より魅力的な姿に育てることができます。つる性観葉植物の育て方のポイントは以下の通りです。
- 置き場所と光の管理
- 水やりと湿度の調整
- 用土と植え替え
- つるの誘導と剪定
- 病害虫の予防と対策
置き場所と光の管理
多くのつる性観葉植物は、明るい日陰を好みます。直射日光が長時間当たると葉焼けを起こすことがあるため、レースカーテン越しの光が理想的です。
特にポトスやフィロデンドロンは耐陰性に優れていますが、光が不足すると茎が徒長して葉と葉の間隔が広くなることがあります。冬場は日光に当てる時間を長くし、寒い窓際は避けるようにしましょう。
水やりと湿度の調整
つる性植物の水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えるのが基本です。特に成長期(春から秋)は水の消費量が多くなります。冬場は成長が緩やかになるため、水やりの頻度を減らします。
また、熱帯原産の植物が多いため、湿度を保つことも重要です。空気が乾燥する季節は、霧吹きで葉に水を吹きかけると良いでしょう。
用土と植え替え
つる性植物用の土は、水はけが良く、かつ適度な水分を保持できるものが適しています。市販の観葉植物用の土に、パーライトや軽石を混ぜると良いでしょう。植え替えは、根が鉢いっぱいに広がってきたら行います。
通常は1〜2年に一度、春から初夏にかけてが適期です。一回り大きな鉢に植え替えることで、成長を促進することができます。
つるの誘導と剪定
つる性植物の魅力を引き出すためには、つるの誘導がポイントです。支柱や苔柱、トレリスなどを使って上に誘導したり、ハンギングにして下に垂らしたりと、様々な楽しみ方ができます。
また、定期的に剪定することで分枝が増え、より豊かな葉姿になります。剪定した茎は水挿しで簡単に増やすことができるので、チャレンジしてみましょう。
病害虫の予防と対策
室内で育てる観葉植物でも、時々カイガラムシやハダニなどの害虫が発生することがあります。予防には、定期的に葉の表裏を観察し、軽く拭くことが効果的です。
初期段階で見つけた場合は、石鹸水で拭き取ったり、市販の観葉植物用殺虫剤を使用したりして対処しましょう。また、風通しを良くすることも病害虫予防には重要です。
観葉植物のつるが伸びすぎる原因とは?
観葉植物のつるが伸びすぎる現象は、多くの植物愛好家が経験することです。ポトス、アイビー、ワイヤープランツなどのつる性植物は、自然界では木や岩に絡みながら上へ上へと伸びていく習性があります。
室内で育てる場合も、この本来の性質に従って成長するため、予想以上の長さになることがあります。つるが伸びすぎる原因を理解することで、適切な管理方法を見つけることができるでしょう。
- 光を求めて伸びる原因
- 栄養過多でつるが伸びる場合
- 剪定不足による伸びすぎ
光を求めて伸びる原因
つる性の観葉植物が急激に伸びる最も一般的な原因は、光を求めての成長です。植物は光合成を行うために十分な光が必要ですが、室内では自然光が不足しがちです。
光量が足りないと感じた植物は、より多くの光を得ようと茎やつるを伸ばします。これを「徒長(とちょう)」と呼びます。
徒長した植物は、葉と葉の間隔(節間)が長くなり、全体的に細く弱々しく見えることがあります。このような状態を防ぐには、植物に適した明るさの場所に置くことが大切です。
栄養過多でつるが伸びる場合
肥料の与えすぎも、つるが急速に伸びる原因となります。特に窒素分の多い肥料は、葉や茎の成長を促進するため、つるが予想以上に伸びることがあります。
室内の観葉植物は、屋外の植物よりも栄養要求が少ないことが多いため、肥料の量と頻度に注意が必要です。
適切な肥料管理として、成長期(春から秋)には月に1〜2回、休眠期(冬)には肥料を控えるか、頻度を減らすことをおすすめします。
剪定不足による伸びすぎ
定期的な剪定を行わないと、つる性植物は自然の成長パターンに従って伸び続けます。剪定は植物の形を整えるだけでなく、分枝を促して株を充実させる効果もあります。
つるの先端を切ることで、脇芽の成長が促進され、より葉が密集した魅力的な姿になります。また、剪定した茎は水挿しで簡単に増やすことができるので、一石二鳥です。
観葉植物のつるをリースやグリーンカーテンに活用する方法とは?
伸びすぎたつるに悩んでいる方もご安心ください。つる性植物の長いつるは、様々なインテリアアイテムに活用することができます。
リースやグリーンカーテンとして再利用すれば、植物の魅力を新たな形で楽しむことができるでしょう。つるの柔軟性を活かして、創造性豊かなディスプレイを作ってみましょう。
- つるでオリジナルリースを作る方法
- グリーンカーテンの作り方と効果
- つるを使ったその他のディスプレイアイデア
つるでオリジナルリースを作る方法
アイビーやポトスなどの柔軟なつるは、美しいリース作りに最適です。基本的な作り方は以下の通りです。
1. 伸びたつるを適当な長さに切り取ります
2. つるを輪の形に曲げ、重ねながら巻きつけていきます
3. 必要に応じてワイヤーやひもで固定します
4. 乾燥させて形を定着させます
季節の小物や造花を加えれば、オリジナリティあふれるリースの完成です。リビングのドアや壁に飾れば、自然の温もりを感じる素敵なアクセントになります。
グリーンカーテンの作り方と効果
つる性植物を使ったグリーンカーテンは、夏の日差しを和らげるだけでなく、見た目にも涼しげな空間を作り出します。作り方は次の通りです。
1. 窓辺にネットやワイヤーを設置します
2. 鉢植えの観葉植物を窓の下に配置します
3. つるをネットに這わせるように誘引します
4. 定期的に水やりと肥料を与え、成長を促します
グリーンカーテンは、室温の上昇を防ぎ、エアコンの使用量を減らす効果もあります。また、光の加減で葉の影が室内に映し出され、幻想的な雰囲気も楽しめます。
つるを使ったその他のディスプレイアイデア
つる性植物の活用法は、リースやグリーンカーテンだけではありません。以下のようなアイデアもおすすめです。
- 壁掛けトレリスにつるを這わせる
- 天井から吊るしてハンギングプランターにする
- 棚の上からつるを垂らしてナチュラルなカーテンにする
- 写真フレームの周りにつるを巻きつける
これらのディスプレイ方法を組み合わせることで、立体的で緑豊かな空間を演出することができます。
まとめ
- つる性観葉植物は、限られたスペースを有効活用でき、立体的な緑の演出が可能なため、インテリアとして大変人気があります。
- 代表的なつる性観葉植物には、ポトス、アイビー、ワイヤープランツ、フィロデンドロン類、モンステラ・アダンソニーなどがあり、それぞれ特徴的な葉の形や成長パターンを持っています。
- つる性植物を健康に育てるには、明るい日陰での管理、適切な水やり、良好な排水性のある用土、定期的な剪定と誘導が重要です。
- 多くのつる性植物は水挿しで簡単に増やすことができ、初心者でも楽しめる育てやすさが魅力です。
- 観葉植物を置くことで、室内の空気清浄効果や湿度調整、リラックス効果などのメリットもあり、暮らしに緑を取り入れる価値は大きいと言えるでしょう。
- 観葉植物のつるが伸びすぎる主な原因は、光不足による徒長、栄養過多、剪定不足の3つです。これらを理解し、適切な環境と管理を心がけることで、健康的な成長を促すことができます。
- 伸びたつるは切り捨てるのではなく、リースやグリーンカーテンなど、創造的な方法で活用することができます。これにより、植物の魅力を最大限に引き出し、インテリアとしての価値を高めることができます。
- つる性植物の特性を理解し、上手に付き合うことで、長く楽しむことができます。定期的な剪定と適切な誘引を行い、植物と共に成長していきましょう。つる性植物は、私たちの生活に自然の癒しをもたらしてくれる素晴らしいパートナーです。
つる性の観葉植物は、美しい葉と独特の成長パターンで多くの植物愛好家に愛されています。つる性植物の魅力を最大限に引き出し、お部屋に緑のアクセントを加えましょう。
つるの特性を理解することで、植物との共生がより楽しくなり、自然の息吹を感じる空間作りができるはずです。

